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第0回(2007.10.17発行) 起業家のまち 京都 ~夕映舎からのごあいさつに代えて~
京都は“商売っ気”のあるまちです。
「こんなところにまで、お店がある・・・・・・!!」
10数年前、ひょんなことから京都市左京区岡崎に住むことになった私は、近所の辻々や路地を歩くたびに、心の中で驚嘆の声をあげずにはいられませんでした。
その当時よく散歩していたのは、金戒光明寺(黒谷さん)から錦林小学校の裏手を抜け、聖護院に至るまでの界隈ですが、表の丸太町通からかなり奥へ入ったところの細い路地などにも、あちらこちらに商いを営んでいることを示す看板やのれんがありました。
見れば、そこは普通の民家です。普通の民家なんだけれども、玄関口を利用して小さな細工物を売っていたり、陶器を並べていたり、色鮮やかな端切れが飾られていたりするのです。家の前の道路は決まって行き届いた掃除がなされ、脇には花が活けてあったりしました。
私はこうした光景をまのあたりにして、このまちに暮らす人の持つ心こまやかさ、したたかさ、そして豊かな商売っ気に感動しました。その気持ちは、今も少しも変わりません。
また、京都は“身近な自然”にあふれた美しいまちです。
まちのやや東寄りの中枢部を貫いて流れる鴨川は、南北えんえん8kmにわたって河畔の散歩を楽しむことができます。三条や四条の橋から地上へ上がれば、すぐそこに繁華街が広がっているにもかかわらず、川べりの道は自動車や人ごみの喧騒から隔てられた別世界です。
春には桜、夏には納涼川床、秋のもみじはそれほどではないけれどもそれ以外の見どころは多く、漁が解禁の時期には鮎だって釣ることができます。鴨や鷺など、野鳥も多く棲息しています。
こんなふうに豊かなたたずまいを備えた川を、中心地にほど近い場所にしっかりと抱えているような日本の大都市は、私の知る限り、京都しかありません。
このように京都は、心こまやかでしたたかな商売人気質と、豊かでしかも人に親しみやすい自然の融合したまちです。そして、私の見るところ、100万人を超える大都市でありながらこうした環境を併せ持つ京都ほど、小規模・小資本・アイデア勝負の起業の地としてふさわしいまちはありません。
こうした思いを胸に、私は、現在京都の各地で起業し日々活躍している起業家のみなさんを取材し、それをこのメルマガ上でご紹介することによって、より多くの方々に京都というまちの奥深い魅力を知っていただきたいと考えています。
また、一人でも多くの方が京都で起業され、私も微力ながらそのお手伝いができるようになることも、同時に願ってやみません。どうか息長く、じんわりと熱いおつきあいをいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
「ひとが大事。」が合言葉のトータルライフサポーター
夕映舎代表 住田正則
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