2010年06月17日
日本列島では、北部地域を除いて、ほぼ「梅雨入り(つゆいり)」となりました。
「梅雨(つゆ)」は、東アジアの中部地帯にかけて共通で見られる、長雨の季節です。北部を除く日本列島、沖縄、台湾、韓半島南部、中国華中地方においてみられます。日本では雨続きで鬱陶しい季節ですが、水田耕作にとってはなくてはならない田植え時の水を提供します。
日本には「一月、二月、、、」という一般的な呼称と並んで、伝統的な十二ヶ月の呼称があります。
その伝統的な呼称で、六月は「水無月(みなづき)」と呼ばれます。
この漢字をそのまま解釈すれば、「水の無(な)い月」となってしまう。
六月は梅雨の季節なのに、「水のない月」とは、どういう意味か?
-実際には、これは古語で「水の月」という意味である「みなづき」という言葉に対して、(たぶん冗談で)漢字をあてはめたものであろうと、言われています。
旧暦の六月は今の暦に換算すると多少後にずれるのですが、それでも田植えを終えて、苗の生育にたっぷりと水が必要な時期に当たります。
それで、農業がいちばん大事であった昔の人にとって、やっぱり「水の月」という呼称が、ぴったりだったのでしょう。
最近は温暖化の影響か、日本の梅雨の季節では災害をもたらす大雨がしばしば起こるようになっています。「水の月」といえども、災厄の水とあっては、喜んで迎えるわけにはいかない。
今年の梅雨は、恵みの雨であってほしいものです。
(あじあのとうふ代表 小田 光男)
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